(自閉症の息子の)ちょっと昔を振り返る。

だらいまま

2014年05月30日 04:21

5月30日(金)は浅羽保健センターでママだらです。

と、そろそろ(というか今更)次回ママだらのお知らせをしなくては、
と思っていたら、すでにゆまよさんがお知らせしてくださいました。

ゆまよさん・・・私よりずっと忙しいのに、しっかりお子さん達と
向き合って、本当にいいお母さんだなと思います。

ママだらには、ゆまよさんをはじめ、素晴らしいお母さんが
大勢いるので、子育てで壁にぶつかっても、私は1人じゃないんだと
思える安心感があります。しかし同時に、やっぱ私ってダメだな・・・と
思うこともないわけではありません。

でも、そんな気持ちもなんとか切り替えられるアドバイスや、
きっかけを見つけられるのも、ママだらのいいところ
なんじゃないかと思います。

先日、昔の写真を見ていたら、いろいろなことを思い出しました。

今でこそ、いろいろ話が出来るお母さんが周りにいますが、
長男が幼稚園に入園する前後の時期は、とても辛かったです。

幼稚園は毎日送り迎えがあって、大勢のお母さん方と会うので、
気持ちが重くなることも多々ありました、帰りにお迎えに行くと、
「じゃあ○○ちゃん家に何時ね」とか「昨日は楽しかったね~」なんて
楽しそうな話が聞こえてきて、ああ、うちの子は誘われることもなく、
卒園するんだ・・・などと思ったりしました。

長男は言葉が出なかったので、幼稚園では本人はもちろん、
先生方も大変だったと思います。それなのに年少の頃は、
私は世界一不幸な人間です、みたいな顔をして、
毎日を過ごしていたように思います。

1クラスしかないアットホームな幼稚園だったので、
良くも悪くも、すぐに長男の顔と名前を幼稚園のこどもたちに
覚えてもらえました。

みんなと同じ行動はほとんど出来ず、幼稚園を飛び出したり、
園服で鞄を背負ったままプールに飛び込んだり、どのクラスにも
顔を出し、日替わりで年少だったり年長だったり、
幼稚園を引っかきまわしていたように思います。

園長先生をはじめ、心の広い先生方が、温かく見守って
くれたことに、今でも心から感謝しています。



2006年なので、今から8年前。
自閉症の長男が年長だった頃の写真です。

年小、年中と荒れていましたが、年長になり、
教室にいられるようになった頃です。



手をめがねのようにして見るのが、彼の中で流行っていました。
目から入ってくる情報(刺激)が強かったのかもしれません。
めがねを作ることにより視界を狭くして、刺激を減らしていたのかな、
なんて思っています。違うかもしれませんが。



プールに入る前でしょうか、水着を着て水泳帽を
被っていますが、やっぱり手でめがねを作って見ています。



自閉っ子だなーと思う1枚。
あくまでも個人的主観です。



8年前も並べていますが



今も並べるのが大好きです。



写真が小さくて、見えないかもしれませんが、
帰りの会で先生の後ろに立ち、というか椅子の上に立ち、
絵本の読み聞かせを聞いているところです。
(よい子はまねしないでね)

写真のデータを整理していて、あまり年少、年中の写真が
ないのは、やはり私が辛かったからだと思います。

しかし、私以上に長男は大変だったと思うし、
さらに先生方はもっと大変だったに違いありません。
クラスのみんなにも、いっぱい迷惑をかけたと思います。

そんなこんなで年長になって、やっと私は
長男と一緒にがんばろう、という気持ちになれました。





8年前も今も、あまり変わりません。
読んでいる本もあまり変わりません(^-^)

今もあまり喋れませんが、8年前よりずっと成長しました。

幼稚園の頃より、私もちょっとだけ成長しましたが、
今でもどーんと落ち込んだり、どこかへ逃げ出したくなったりします。

周りを見渡せば、立派なお母さんばかりだし、
私はなんてダメな人間なんだと思うことばかりですが、
すべったり転んだりして、毎日なんとか生きています。

ママだらは素敵なお母さんばかりですが、
こんなダメな母親もいるってことで。

辛いお母さん、寂しいお母さん、1人だと感じている
お母さん。ぜひママだらへ遊びに来てください。

いくらでも話を聞きますよー!


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